【雑解説】SierraでAfloatを使う方法
ようやくYosemiteからSierraへアップデートしました。
- 7/13追記:もっと簡単な方法ありました。
- 1. mySIMBLをインストールする
- 2.「SIP」を無効にする
- 3.GitHubからAfloat.bundleをもらってくる
- 4.Afloat.bundleをインストールフォルダに移動
- 5.SIPを元に戻しとく
Macのおすすめアプリは何か?と聞かれると必ず名前が挙がるのが「Afloat」というアプリ。
指定したウィンドウを常に前面に持ってきたり、半透明化などが可能なので動画とか見ながら他のこともできるし何かを参考にしつつ画面領域を狭めたくない人にはうってつけのアプリでした。
しかし、MacOSのアップデートの度に使えなくなるという不憫なアプリ。
今回は最新OSであるSierraでのインストール方法を調べた感じでは日本語の解説はなかったのでここに残しときます。
参照先:http://www.perfectlyrandom.org/2016/10/23/always-on-top-in-macos-sierra/
AfloatにはSIMBLと呼ばれるものが必要になります。(Afloatを動作させるために必要なローダー)
しかし、Sierraでは通常の方法ではインストールできないので対策が必要です。
7/13追記:もっと簡単な方法ありました。
ターミナルから
curl https://raw.githubusercontent.com/rwu823/afloat/sierra/install.sh | sh
を実行。 その後手順の2に従ってSIPを解除すれば完了です。
1. mySIMBLをインストールする
下の方の「Installation」あたりにダウンロードリンクがあります。
ダウンロードしたら開いて画面の指示に従えばOK。途中でApplicationフォルダに移動するかとかSIMBLをインストールするかとか聞かれるけど、この段階ではどうせ出来ないので一旦放置。
2.「SIP」を無効にする
OSのアップデートなどでアプリケーションとの整合性が取れなくなり不具合を生じさせることを防ぐために、通常SIPと呼ばれるプロテクトがかかっています。
今回はこのプロテクトが邪魔になってしまうので一旦外してしまいます。Afloatのインストールさえ完了すればあとで戻せるので安心。
リカバリーモードでなければSIPを無効に出来ないのでまずはMacをリカバリーモードに突入させましょう。
なおリカバリーモードではスクリーンショットを撮れない(方法はあるけどめんどくさい)ので画像はありません。
1.「Command」+「R」を押しっぱなしで再起動するだけでリカバリーモードに突入
2.上のメニューバーの中に「ユーティリティ」という項目があると思うのでその中から「ターミナル」を起動
3.例のハッカーっぽい画面が出てくると思うので、
csrutil disable と入力してEnter。
「Please restart〜」と出ていたらSIPの解除は完了しているので、普通に再起動して元の画面に戻ります。
3.GitHubからAfloat.bundleをもらってくる
GitHubというエンジニア御用達の公開リポジトリから貰ってきます。
なお取得には要登録なので、右上にある「SignUp」からサクッと登録しちゃいましょう。
GitHub - rwu823/afloat: Always on top solution, quickly install Afloat in macOS
ログインしたら画面右の方の「Clone or download」から「Download ZIP」を選択。
ダウンロードした「afloat_master」を解凍して、その中のBundleフォルダにAfloat.bundleが入っています。
4.Afloat.bundleをインストールフォルダに移動
「Users→(Macの登録名)→ライブラリ→Application Support→SIMBL→Plugins」とフォルダを開きます。
なければ作成しましょう。
開き方がわからなければ、Finderを開いてメニューバーの移動から「ライブラリ」を選んであとは順番に開いていくだけです。
「Plugins」フォルダの中にAfloat.bundleを入れればOKです。
mySIMBLの下の方に書いてあるように勝手にインストールしてくれます。
mySIMBLの中にAfloatが表示されていれば無事作業は完了です。
適当にアプリを起動してメニューバーにAfloatがあるか確認しましょう。(Chromeなどの対応しているもの)
インストール後にアプリを完全に終了して起動し直す必要があるので注意。
5.SIPを元に戻しとく
2と同じようにリカバリーモードに入りターミナルを起動します。
もうお察しかとは思いますが、 csrutil enable と打つだけで有効に戻ります。