おすすめWEB漫画「洗濯荘の人々」
先日大好きな漫画が大団円を迎えました。
私と「洗濯荘の人々」
先日、長年読み続けてきた大好きなWEBマンガが終了しました。
yumさんが描かれている「洗濯荘の人々」というマンガです。
ほんと何年読んでたんだろう…?調べてみると6年前に連載開始、私は元々yumさんの「シャーペンしんちゃん」シリーズなども読んでいて連載当初から知っていたので、連載期間ずっと追いかけてきたことになります。
思い返せばすごく長い間読んできたなぁ…
時々お休みをされながらも、終盤はほぼ週刊連載。毎週毎週夜中に更新されるのを楽しみにしていました。
このお話を一言で表すならば、「とにかく優しい」
お話の内容もそうなのですが、絵のタッチもすごく暖かくて、この作品の優しさにすごくマッチしています。
思い入れのある作品だったので終わってしまうことに多少の寂しさは感じるのですが、素晴らしい作品でした。yum先生おつかれさまでした!
そして私はこの作品をいろんな人にもっと知って欲しい!(こんな弱小ブログで吠えたところで意味はあるのかは知りませんが)とにかく知って欲しい!ということで魅力を語りたいと思います。
洗濯荘の人々の魅力
あらすじ
物語は主人公のハルカがクラスの女の子に告白しようとするところから始まります。
告白しようと女の子に向かい声をかけた瞬間、視界が段々薄れていき…
気がつくと「洗濯荘」と書かれた建物の前に立っているハルカ。
そこで管理人を名乗る少女アンフレット。この世界は「人生のターニングポイントで選択を間違えてしまった人が正しい選択をするまでの時間を過ごす」場所なのだと言います。
人生での選択
洗濯荘には時代も国も、なんと世界観までもが違う色々な人が住んでいます。
だけどみんな人生で何かを間違えてここにやってきてしまった人ばかり。
みんな心に何かしらの闇や葛藤を抱えて過ごしています。
主人公のハルカはこれらの人々が自分の問題と向き合う所に何度も関わっていきます。
キャラクター毎にそれぞれの人生があって、正しい選択とはなにか?と、自分の選択と真剣に向き合うキャラクター達の姿に心を動かされてしまいます。
人が変わる瞬間に弱いんですよね…
ハルカの成長
正直言って、初めの頃はあまり主人公のハルカを好きになれずにいました。
ハルカは、洗濯荘に来たばかりの頃は自分の選択ミスが何かすらわからず、他人の選択について適当に触れてしまったり、傍若無人な振る舞いをしたり、平気で他人を利用したり命を脅かしたりするなど、着実に選択荘の住民と溝を深めていきます。
今になったら笑えるのですが、まるでTV版ジャイ◯ンか何かです。
しかしそんなハルカが他人の選択に触れ、元の世界へ帰っていくのを経験する度に、後悔や喜びを繰り返しながら人間的に成長していきます。
粗暴なのは変わらないのですが、終盤とかもうほぼ他人ですね。映画版ジャイ◯ン。
選択荘の住民達
先述の通り、洗濯荘には色々な人がいます。
この世界に来てから長い人、短い人、子供、老人、元の世界に帰りたい人、帰りたくない人。
一部を除いて、この世界の人たちはそれぞれ助け合いながら過ごしています。
荘の回りに自生している食材を集める係や、定期的に行われるレクリエーション大会…
みんな心の中に葛藤を抱いているにも関わらず、まるで忘れているかのようにゆるーく生活している人がほとんどです。
みんながそれぞれ向き合うべき人生を持っていて、
住民の元々の性格もありますが、当初はハルカの傍若無人な振る舞いや言動のためにハルカのことを嫌う人がそれなりにいます。
それでも管理人のアンフレットや、老人のヨシロウはハルカに対して優しく接します。
その中でハルカも成長していくのですが、選択に触れられることに激昂したり、拒絶しながらも、ハルカが成長するのに合わせて周りの住民達も自分の選択に向き合い始め、前に進もうとしていく姿勢に心を打たれます。
ユーマが可愛い
ユーマは、まるでRPGの世界から飛び出てきた様な剣を背負った少年なのですが、とんでもなくおバカです。
彼も初めはハルカのことを嫌っている1人なのですが、物語が進むにつれ急激にデレ、ハルカに突っかかっては払われ、時には協力したり、時には騙されたりしながらもハルカとの友情を深めていきます。
何故このキャラだけ独立して見出しをつけるのか、それは読めばわかります。友達思いの良い子です。
最後に
本当はもっと紹介したいことはあるのですが、余り楽しみを奪ってはいけないので、特に自分が推したい部分のみ抜粋しました。
キャラクターごとのストーリーがしっかりしていて、それら一つ一つに感動があるので、涙無しには読むことができません。。
心があたたかくなる、素敵なおはなしでした。
あらためて、yum先生おつかれさまでした!