トランプ大統領について思うこと。日本人への影響をまとめてみた
本当になっちゃった
9/9日の大統領選でクリントン候補との激戦の末、トランプ大統領が爆誕しました。
これを受けてカナダ移民局のサイトがダウンしたり、株価が乱高下したり世間も驚いていますね。
選挙前から過激な発言で話題をさらっていましたが、ここでは主に「日本人」としてどのような影響があるのかまとめてみました。
経済の混乱
まず、今回の選挙結果を見てもわかるようにトランプ氏はアメリカ国内でもかなり反対者が多い人です。
女性蔑視、人種差別と受け取れるような発言も多く見られているので敵は多かったはずです。
これらのことから政治不信が高まり米ドルが売られドル安が進行し、急速に円高が進行してる模様。
イギリスのEU離脱の時もそうでしたがこれは一時的なもので、しばらくすれば戻るでしょう。
しかしトランプ大統領が就任後も変わらず大胆な発言や行動を取る都度同じような状況になることも予想されます。
更に、トランプ大統領は輸入物に対して高額な関税を課すと明言しています。
これによってまた一時話題になっていたTPPも白紙撤回へ…も考えられます。
前者はトランプ大統領が起こしたというよりは世間の動向ですが、後者の高額関税なんかはそのまんまブロック経済の再来ですね。
アメリカ国内の消費は促進されますが、他国の物が売れなくなり世界的な経済低迷が懸念されます。
有色人種にとって過ごし辛い国になる可能性
【アメリカ主要メディア 全米出口調査】①
— NHKアメリカ大統領選挙 (@nhk_US_Election) November 9, 2016
【人種別】
【白人】
クリントン氏:37%
トランプ氏:55%
【黒人】
クリントン氏:87%
トランプ氏:8%
【ヒスパニック系】
クリントン氏:65%
トランプ氏:27%
#大統領選 #election2016
こちらの出口調査にもある通り、トランプの支持者層は圧倒的に白人が多く、有色人種には極端に指示されていないことがわかります。ヒスパニックの多いフロリダ州などでもトランプ氏が制したことから白人の支持の強固さが伺えます。
結局トランプ氏自身も含めアメリカは白人の国だと思っている人が多いのでしょうか。
どちらにせよトランプ氏が公約通りに動くのであれば、当然支持層向けの政策を行うことでしょうし、先の人種差別的な発言から有色人種にとっては肩身の狭い国になるかもしれません。
また、選挙結果を見てもわかるように、トランプ大統領の誕生で白人主義の高まりもみられます。
旅行程度であれば問題ないかもしれませんが、長期的に生活をするとなると政治の煽りを受ける可能性は高いです。
日本の安全保障の削減
トランプ氏は日本に対し、在日米軍について否定的な発言を繰り返しています。
最悪は撤退、防衛費など金銭の要求を行うと発言しています。
これによって現在も続いている北朝鮮、中国との尖閣問題などの均衡が破れる可能性、防衛力の低下により他国からの圧力が強まる懸念があります。
また、トランプ大統領はイスラム教徒の入国禁止、シリア難民の受け入れ拒否など触らなければいいのに敏感な問題にも施策をされるそうなので、万が一何かあった場合日本もアメリカの援助を行わねばならない可能性もあります。
宗教関連は特に気をつけて欲しいところ。過激な発言にも流石に程度はありますからね。
まとめ
海の向こうの話と思われるかもしれませんが、アメリカと親交の深い日本にも大きな影響が懸念されます。
個人的には今回の大統領選は元々不人気投票みたいな物で、日本にとってはどっちがマシか程度の期待しかしていませんでした。もうなってしまったものは仕方がないので、就任前の下馬評は置いておいて、今後世界がどう動くかわからないので無関心や結果にあーだこーだ言うよりはトランプ大統領下でどう生きるかを考えようと思います。
現状良い影響よりは心配事の方が多いようにみえます。
TPPが潰れることで嬉しい人や、アメリカの防衛力が下がることで日本が自衛力を持つ可能性などを待望する人もいるかも知れませんが…
まぁなんだかんだ言ってもアメリカも民主国家なのでトップが無茶を言っても周囲がやらせない可能性も高いと思います。なんだかんだ何も変わらないのかもしれませんが、今後も要チェックです。